78rpm Record of Vladimir Horowitz


これはホロヴィッツが演奏したブラームスのピアノ・コンチェルト第2番である。

NBC交響楽団との共演で、指揮は岳父のトスカニーニである。アルバム状のケースには6枚の78回転レコードが納められている。1940年の演奏/発売である。

 ホロヴィッツは米国のRCA,英国のHMVに多くの録音を残した。78回転盤でホロヴィッツの何がリリースされたか、のディスコグッラフィは次ページ以降にある。また、ホロヴィッツがリリースした78すべての写真は残念ながらないが、The ISHII COLLECTION of Vladimir Horowitz に納められているすべての写真は

Chapter 3 に有る。

 以下、ほんの僅か、78の歴史を辿ってみる。


78回転盤とは

78rpm Record

これが12インチの78回転盤のディスクそのものである。1分間に78回転するから、そう呼ばれている。

LPより重く割れ安かった。これは1950年ごろ英国で発売されたホロヴィッツ演奏のレコードである。

 

Berliner's Disc

1877年エジソンは「ろう管」に音を刻み, 再生させる、Phnographを発明し、これが人類初の音の録音、再生であった。

10年後の1887年ワシントンDCに住んでいた E. Berliner が,ろう管ではなく,円盤に音を刻み、再生させるBerliner Gramophoneを発明した。これが現代のレコードの元祖であるが,手回し方式だった。

ゼンマイを利用し一定の速度で回転させる方式を

Johnson(写真右)が開発し、共に努力して世界中に普及させた。この写真はYale Univ.の音楽図書館のHPから持ってきた。

E. Johnson

Berlinerから権利を買い取り1901年にThe Victor Talking Machine社を設立。これがRCA Victorとなる。

詳しい記述は本をご覧頂きたい。この写真はRCAが創立60周年記念にリリースしたLPの資料から持ってきた。



EMI RCAの78が以後どのLPに再録されたかは ここ